8/28ワークショップ右手編報告

2018年3月に初めて行なったワークショップ「二胡を楽しむワークショップ・右手編」を、同年8月28日(火)に再開講しました。

会場こそ、いつもやっている天王寺区民センター第4会議室で行いましたが、時間はやや変則的でした。

というのは、ワークショップやグループレッスンはだいたい水曜午後にやっているのですが、3月の右手編にお申し込みいただいた方が、水曜に出られなくなってしまってキャンセルなさったのです。で、再開講のご要望を受け、今回は変則的に火曜の午前中という時間帯で募集してみました。

最初のお申し込みはその方1名だけで、開催するかどうか読めない状態でしたが、その後、さみだれ式に数件のお申し込みがあり、最終的に5名の参加者の方々とともに、ワークショップを開催することができました。

本当に良かったです!

1 腕の動きは脊椎しだい                    

●3人一組の簡単なアクティビティで、背骨などの状態が腕の動きに影響することを学びました。

●骨格模型等を使い、腕とはどこを指すか、頭と脊椎の継ぎ目を改めて確認しました。

●解剖図を使って背骨のまわりの浅いところから深いところの筋肉を確認。脊椎のてっぺんにラクに頭を載せておくと、腕を使うための筋肉が腕の動きのために効率よく使われることを学びました。

●簡単な動きを通じて、腕の動きを脊椎が支えているという体験と、頭を脊椎に効率よく載せている状態をどう作るかというアクティビティをやりました。

2 腕と二胡のマッピング

●弓で弦をこすって鳴らす二胡ならではの仕組みを探求。弓と弦のベストな角度を知った上で、そのための体の使い方を、いくつかのアクティビティを通じて自分の体を動かしながら確認しました。

3 腕の動きを弓に伝える

●弓を動かす腕が、コントロールセンターである手を連れて行くという役割分担を確認しました。

まとめ

●上記のことをおさらいしながら実際に音を出しました。
●今回知った体の仕組みや動き方を、二胡を持っていない日常生活にも生かすアイディアを出し合いました。

「セミナー」ではなく「ワークショップ」ということで、座学ではなく、実際に自分の身体を使って動かしたり動かされたりする体験を重視しています。

今回は再開講ということで、3月の初回の内容をもう少し絞り込んだうえ、新たなアクティビティも加えて、時間通り2時間ぴったりで終わることができました。

以下は、ご参加いただいた方々の声です。

1、 ワークショップについての感想
二胡を弾くにあたって、身体(骨)の仕組みや動きなど、細かく考えた事がなかったので
とても勉強になりました。
二胡を始めて間が無いせいか、弾く事ばかりに囚われて、身体が緊張してどうしても力が入り、動きもぎくしゃくしてしまい、それが音に影響されるのだと気付きました。
力を抜いて身体全体をバランスよく使った方がスムーズな演奏に繋がる事が解りました。

2、 今後の要望
いつか井上先生と一緒に二重奏などコラボで演奏してみたいです。
身体のしくみや動かし方が解った上で、実際、二胡のフレーズを弾きながら皆さんと
身体の動きを確かめながらもっと音を出してみたいです。
(C.O様)
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1、 ワークショップについての感想
・腕の始まりが鎖骨、肩甲骨も腕を動かすのについてくる、という感覚(事実ですが)は、腕をもっと自由に使えるのだということに気づきました。
・腕が前の方についている、というのもびっくり! 股関節ですわる、ということも加えて、正しい姿勢というのがなんとなく分かりました。
(森様)
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1、 ワークショップについての感想
二胡歴約1年の初心者です。まだまだ長弓練習を中心にしている中、今回のワークショップを受講しました。
体のしくみと肩~腕の位置、楽器との位置関係を学んで、「頭って乗ってるんだ!」「腕はここからなの?」「私の姿勢はこうなんだ・・・」「二胡って自然に楽に弾けるんだなあ・・・」等々、たくさんの気づきを得られました。
練習前にワークショップで行った動きをおさらいして、自分にとっての自然な姿勢を身に付けたいと思います。
とても実践的で納得のいく内容でした。ありがとうございました!

2、 今後の要望
ビブラート編、ポジション移動編、快弓編など、テクニック毎の体の使い方も知りたいと思いました。
(NH様)

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お寄せいただいた声は以上です。今回ご参加いただいた5名様は、全員が9月の左手編にひきつづき申し込んで下さいました。どうもありがとうございました!

左手編のご報告もまた改めてやるつもりです。

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むむ、ねこじゃらし!

まずは右手だにゃ。

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