足で拍をとる

●ダメと言われて・・・

●一石二鳥!

●片手ずつ練習=リズム練習!

ダメと言われて・・・

私は小中高で、金管バンドとブラスバンドを経験しました。

いまはアカンとされている「ウサギ跳び推奨」「水飲み禁止」などが、運動部でまかりとおっていた昭和のまっただなかのことです。

特に厳しかったのが中学の時。ブラスバンド部では、上記のようなことはしなくてもよかったし、先輩達に理不尽なことを強要されることもありませんでした(部活によっては、下級生が訳もなく正座させられ、先輩に怒鳴られるという、現在では考えられない悪習がまかりとおってたところもあったのです)。

ただ、まだ楽器を吹かせてもらえてない中学一年生は、毎日腹筋100回のノルマがありました。若いのでなんとかこなすことができましたが、もう笑うのがしんどいくらい、おなかが筋肉痛に。

あと、合奏中によく言われたのが、「足で拍子を取るな!」でした。

その理由は2点。

①コンクールや定期演奏会で舞台に上がるとき、足をパタパタするとみっともない。

(当時の方言で「みたんなか」と言うてました)

②各人がバラバラに自分勝手な速度で拍子を取ると、統一性がとれない。指揮者に合わせるべき。

いま思い返すと・・・・。

①については、ジャンルもあると思います。クラッシックではないところは、足だけではなく首もぶんぶんと振りまわす音楽があるでしょう。

一方で、私が大昔に大阪音大に見に行った邦楽の演奏会は、琴や三味線、胡弓や笛などの奏者全員がほぼ微動だにせず、視線すら一点を見つめるように動さず、とても奇妙な感じがしました(これについては、機会があれば色々な邦楽経験者の方にちょっと聴いてみたりしましたが、べつにそのようなルールはないとおっしゃる方が多く、もしかしたら流派などで違っているのかもしれません)。

話がそれましたが、つまり、吹奏楽コンクールなど、特定の場においては、足をパタパタしないということが言われていただけで、すべての音楽がそうではないということのようです。

では、②についてはどうでしょうか?

もしかしたら、指揮者と奏者たちが同じ拍を刻み、奏するものみんなの身体が同期して、「結果的に」その拍が身体の一部としての足に現れるのならば、(見た目はおいといて)それでいいのではないかと思ったのです。(逆に、足で刻んでなくても、同期していない場合もあるかもしれませんし)

これについては、複数の方にうかがってみました。あとにも触れますが、ほんとうにいろいろな考え方があるようで、各楽器の教室や先生のなかでも、「足を打たない/打つ/あるいはそれについては触れない」とさまざまで、さらに、する/しないの理由も、バリエーションに富んでいました。

いまのところ、私の中では整理しきっていないまま、けど、なんとなく。子どもの頃にすり込まれた価値観がそのまま残ってしまっていて、人前などで演奏する時は、足で拍を取るのは無意識に控えているという状態が長く続きました。

一石二鳥!

それがひっくり返ったのが、2025年です。

私は2026年春の演奏会に向けて、奏者の方々のチームに加わることになりました。

その練習会で、「足を打つ」ことの多様性を学びました。

単に拍を取るというだけでなく、時にはいろいろな使い方をして、リズムや休符を正確にとるための、大きな助けとなったのです。

※このときのことは、島本町の自主練習会について振り返った、2025年3月24日の旧Twitterにも書いています。

https://x.com/erhumao/status/1903971859387048340

そのあと、レッスンの中でも、ここで学んだことを生徒さんと一緒に実践してみることにしました。すると、多くの方々が、とてもよい変化を遂げていくのです。私は改めて、その効果を実感しました。

ただ、ずっと足を打っていると、前側のすねの部分がすぐ疲れて、だるくなってしまいます。

なので、しばらくはつま先ではなく、かかとを上げ下げしたりしていました。

ネットで調べると、そもそも足を打つことについて、推奨している記事も、懐疑的な記事も見かけました。また、推奨している記事のなかでも、つま先派とかかと派のどちらも見つけました。

ただ、つま先の方で拍をとることには、音楽と関係ないメリットもあることに気づいたのです。

それは、まさに「前側のすねの部分がだるくなること」にありました。

つま先をひきあげる筋肉(=前脛骨筋など)がだるくなるということは、そこが衰えていることを意味します。

すると、なんでもないところで転倒しやすくなるのです。

※前脛骨筋については、2025年4月11日の旧Twitterの記事でも触れています。

https://x.com/erhumao/status/1910495069649723522?s=20

2025年12月15日にもちょっと。

https://x.com/erhumao/status/2000363903700849069?s=20

そこで、楽器を練習しながら足を打つことで、拍感やリズムなどが改善し、

しかも転倒防止にもなるという。まさに、一石二鳥ではないですか!

片手ずつ練習=リズム練習!

思えば、私は自分の音程の悪さや、速い速度でひけないことばかり気になっていて、リズムについては、かなりおろそかになっていました。

2025年は、「足で拍を取る」という1つの実践から、まるで池に石を落として波紋が広がるように、自分の中でいろいろな意識が広がってきた一年でした。

今回、この記事にあたって、いろいろなサイトをざっと見ましたが、2つ、ここで紹介します。

●リズム感を鍛える最強の練習法13選!

https://www.reflectstudio.jp/magazine/222

とにかくたくさんの練習法があるので、「これなら私もできるだろう」というものが1つ2つくらいは見つかると思います。

●リズムに強くなる6つの練習方法

https://asao-guitar.com/e/practice-rhythm

このなかの、「②メトロノームを裏拍で鳴らして練習する」を、きょう(2026年1月6日)ちょっとやってみました。

いや、入りがなかなか難しい!!!!

まずはメトロノームを聴いて、これが裏拍だと自分で思い込ませてから曲をひきはじめようと思いましたが、これがほんとうにできない!

なんどやってもできない!

しかたないので、まずはテンポをかなりさげて、メトロノームを再び鳴らして、足で裏拍を取ります。そうしながら、足の方を表拍だと意識をひっくりかえしてから、曲をひいてみようと思いましたが、これがなかなか難しいのです。

テンポをさらにさげたり、手や声を使ってみたりしても、なかなかできません。

最終的に編み出した変な方法は・・・・

①メトロノームのピッピッ音に合わせて「と と と と」と声を出す。

②しばらくたって、「と と と」の間に数字を入れて、「1と2と3と4と」と声を出す。

この2ステップで、やっとこさ実践できました。

また、同じサイトに、「右手だけで練習する」というのがあります。

よく、二胡を練習するときも、右手だけ、左手だけ、という練習を提案することがあります。

けど、右手だけの練習=リズム練習なのだという意識は、いままでちょっと薄かったように感じました。

すでにやっていたことでも、見方を変えると、また新しい意義が発見できるのですね。

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