12月24日(土)クリスマスコンサート終わりました。
アレクサンダーテクニーク的(?)振り返りです。
私はまだアレクサンダーテクニークのことをよく分かっていないと思います。
いまの時点でいえることは、
・頭と首の協調作用から発し、頭をフリーに動くようにしておいて、そこから足までの身体全体を認識に含める。
・自分のことを評価をはさまず客観的に観察すること。
・ほか、レッスンの中で印象にのこっていること。
等々です。
1)振り返ろうとして、まず真っ先に頭の中を占めてしまうのは、曲Aについて、最近快弓がとても調子が良く、間違える気がしなかったのに、本番でつまづいてしまったことです。
16分音符が流れないように、フレーズの区切りを意識するという事前に注意すべきポイントは本番でもできたと思います。
しかし、換弦についての意識が少し薄かったかも。また、この部分独自の明確なプラン(お願いすること)は事前に用意してなかったです。
ただ、いつもだったらそれをくよくよ振り返ってしまうのですが、「あかんあかん!」と思って捨てて、次のことを考えられたのはよかったと思います。
2)これまで、事後はその間違えたところばかり反芻してしまうのですが、今回は、よかったところもちゃんと思いだそうと思いました。
そういえば曲Bについては、速いところがいままででいちばん調子よくできたなあと。それこそ、音楽に乗れて、間違える気がしなかったです。そのことを思い出せたとき、「ほな一勝一敗でひきわけやな」と、少し気持ちが楽になりました。
身体のことは忘れていたかも知れません。ただ、J先生が、うまくいっているときは忘れてもいいんだと、そんなことをおっしゃっていたような気がしたので、まあいいか、と思ったのですが、レッスンメモが見つからず。もしかしたらこれは私の思い込みか思い違いかも知れないので、この点はおいおい確認しておこうと思います。
ただ、そうやってよかったことを思い出すと、悔しく思った曲Aのことも、じゃあ次は頑張ろう!と前向きに考えられるようになりました。
3)時々ですが、その場の空間のことや身体のことを認識しながら演奏できたことはよかったです。不十分ですが、現時点での目標は「ちらっとでも空間を意識する」「ちらっとでも身体を意識する」なので、そのスモールステップはなんとか実現できたと思います。
4)そして何より、今回の一番の願い・望みである、少人数のアットホームな雰囲気の中で、お客様といろいろ交流できたことは収穫でした。次の仕事につながったこともよかったです。またまかないと思えないくらいのまかない料理をいただき、とても感謝しています。お客さん、お店のスタッフの方々、みなさんのあたたかさを感じられて、個人的にはとても幸せな時間を持てました。
5)物理的トラブルもいくつか。用意した伴奏CDは事前に会場で使う機器でチェックしてもらって問題なかったと聞いていたのですが、本番前のリハでは途中で止まってしまいました。どうしようかと思ったのですが、お店の方が機転を利かせて、店のBGM用の機器でやってもらったら大丈夫だったので、それは本当に助かりました。
6)もうひとつのトラブル、とまではいきませんが、ちょっと「あれ?」と違和感を持ったのは、お客さんが来る前のリハの時の音の響きと、本番の時の音の響きが、すごく違ったことです。小さい会場で、料理や人によって湿度が変わったからかなと思うのですが、多少のことは経験していますが、こんなに変わってしまうのは記憶する限り初めてのことで、ひきはじめはかなり戸惑いました。そういう事態にすぐ対応していくことが今後の課題だなと思いました。
以上で振り返りは終了。またなんか思いついたら更新しておこうと思います。
***
写真は「過去をみつめるねこ」です。