(これからこのトピックに関してはこの項にまとめます)
(1月28日のホール練習会のまとめ2も兼ねて)
二胡の運弓の際、よく「右腕の重みをかけて」とお伝えしていました。
そのとき、「親指それ自体で弓棹を押すのではなく、上腕・前腕の重みが右手の親指にかかるように」と説明していたのです。
が、昨日のホール練習会で先生の指導を受け、そうではないのではないかと思うようになりました。
これまでの説明は、こんな感じ。親指から上の部分の重みを、親指が受け止めて弓に伝えるようなイメージです。(Aは上腕、Bは前腕、Cは親指、Dは弓)
一方、この日思ったのは、前腕を含めた親指から下の部分の重みを、親指が弓に伝えるようなイメージ。
なんかそっちのほうが自然に感じられるように思いました。
もちろん、重みのかけぐあいはいつも一緒ではありませんが。
音の高さ、内外弦、音の長さ(長弓か快弓か)、音の処理(アクセントか音頭がないか)などでも異なってくると思います。
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構造的には、親指側(橈骨側)は動きにかかわり、小指側(尺骨側)は支えにかかわります。
上腕と繋がっている前腕の骨は尺骨だからです。
傘や(やったことないけど)ゴルフのグラブを持つときとか、支えるのは小指側です。
二胡の運弓では小指そのものは使わないけど、小指側は弓を支える重要な場所です。
そこで支えながら、そのへんの重みを利用し、弓に伝えてあらゆる作用を及ぼすのが親指。
内弦ではさらに中薬指も参加してきます。
(場合によっては外弦をひくときでも中薬指に働いて貰うことも)
これは、身体、とくに腕の構造に関する知識があれば理解しやすいです。
アレクサンダーテクニークに付随して解剖学の知識を学んでいるところなので、それに助けられた面もあると思いました。この点については、まだまだ探求していきたいと思います。
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アイキャッチ画像はたぶんあやちゃん。最近見かけないです。
このあと毛繕いにいそしんでいました。