9/5ワークショップ左手編報告

2018年9月5日に「二胡を楽しむワークショップ・左手編」を行ないました。
これは同年3月と8月の「二胡を楽しむワークショップ・右手編」の続編になります。

この日は台風21号が関西上陸した翌日で、交通事情によるキャンセルもありましたが、逆にぎりぎりまでお申し込みがあったりして、最終的には11名のご参加がありました。

チラシには定員は10名前後としていたものの、まあそんなには集まらないだろうなあと思っていたので、初めて定員が埋まるくらいのご参加があり、本当に嬉しかったです。

今回のワークショップでは、いつも使っている天王寺区民センター第4会議室があいてなくて第1会議室で行いましたが、こっちの椅子のほうが第1会議室の椅子よりイイ! 軽くて、肘掛けがない。第4会議室の椅子もこれにしてくれんかなあ。でも第4会議室はアップライトピアノがあるから普段のグループレッスンの時はそっちのほうが便利なんですよね。

1 「手」のしくみを探求しよう                    

●「記憶スケッチ」

自分が手のことをどう認識しているか、いわゆる「ボディマッピング」の確認をしました。

●骨格図や骨格模型をみながら、手の骨格や筋肉を確認。二胡でよく使う、腕を含めたさまざまな動きなどを簡単にやってみたあと、前回の右手編の内容と関連付けました。

2 腕と二胡のマッピング

●楽器を持って改めて右手編の復習。

●「腕シュルシュル」アクティビティと「指ビンビン」アクティビティをやりましたが、次に行く前に、無念の時間切れ・・・。

ここでちょっと余談ですが、「記憶スケッチ」は、むかしナンシー関が『通販生活』(カタログハウス)でやっていた「記憶スケッチアカデミー」がもとになっています。ナンシー関さんが読者に「お題」を出し、現物を見ずに記憶だけでそれをハガキに描いて送るもの(詳しくはこちら)。私は文庫本を持ってて、何度みてもおなかを抱えて大笑い! 今回、また見たくなって本を探してみたけど見当たらず。もしかしたら売っちゃったかも? あ~また無性に読みたくなった・・・。で、私もこのワークショップをやる前に、自分で挑戦してみたり、BODYCHANCEのみんなに生徒さん役をやってもらって描いてもらったりしたけど、かなりアヤフヤだなあということが分かりました。

閑話休題。今回、ワークショップ途中に骨格模型のスケルトム君の脚がぼたっと床に落ちたり、休憩中に参加者の方が差し入れをくださったり、さまざまなサプライズがありました。

前者では大腿骨をとめていたごくごく小さいネジを絨毯の上で見つけたり、後者ではお菓子の数が奇跡的に当日の人数とどんぴしゃりだったり(くださった方は参加人数もご存じないし、直前まで増減を繰り返していたので)、なんか奇跡的な出来事が続きました。

しかしながら、今回、一番の痛恨事が!

ほんとうは、配付資料に書いていたとおり、次の「弦楽器の仕組み」の方まで踏み込みたかったのですが、それどころか、この項目の最後のアクティビティもやりきることができず、まとめや、参加者の方々と感想をシェアする時間もとれず、完全に尻切れトンボで終わってしまったのです。

これは完全に私の経験不足とリハーサル不足のせいです。

ご参加の皆様、ほんとうに申し訳ありませんでした!
三跪九叩頭して謝罪いたします。

その分、次回のワークショップでは、必ずやり残した分をやりたいと思います。

以下は、ご参加いただいた方々の声です。

1、 ワークショップについての感想
手首から指の骨組について今まで考えた事もなかったので
今回丁寧に教えて頂き、骨の仕組みを知れば二胡を弾く時に
どのように手や指を動かせば良いのかがよくわかりました。

特に腕をストレスなく真横に出すのと右手の運弓が右斜め前に出す事に
大きな繋がりがあったことに驚きました。

いかに身体の力を抜いて二胡を演奏する事が大事かを学べました。

有難うございました。

(C.O様)
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1、 ワークショップについての感想
左手に力が入りすぎているのが実感できました。

2、 今後の要望
左手の続きを楽しみにしています。

(匿名様)
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1、 ワークショップについての感想
楽器の演奏は自分の体を使ってやることなのに、自分の体の中で何が行われているのかについての意識が足りないなあと感じました(←自分が)。

すべてつながっているという感覚が大事なのかなと思いました。

2、 今後の要望
緊張に対する知識をもっと知りたいと思います。緊張の正体、自分・音楽との向き合い方というか・・・。

心と体がつながっているような気もします・・・そのあたりがすっきりできればうれしいです。

(ねこ大好き様)
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1、 ワークショップについての感想
左手の音の出し方。

ハモニクスの弦の音をギリギリまで触れる。

力をいれすぎない事を家に帰って練習したいと思います。

2、 今後の要望
今日聞いた事をふまえて小指の関節が固くならないようになりたいです。

(楊様)
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1、 ワークショップについての感想
長く疑問に思っていた左手首の角度に関して直角でも斜めでも良い事がわかってよかったです。

→注記:この点については、また次回補足しますね(井上)

(チャノマ様)

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1、 ワークショップについての感想
・小指が短いので、希望がもてるようなうれしいワークショップでした。

・親指の下から小指の下まで、すじ、筋肉つながっているから、親指をラクにしておく理由が分かりました。

(森友里子様)
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1、 ワークショップについての感想
右手編に引き続き受講しました。
右手編の復習もあり、忘れていたことも思い出せて良かったです。

また、手の中に、色々な骨や腱、筋肉があると初めて知りました。
特に、親指に力が入ると他の指に影響すること、力が入っていると重さや振動を感じないことは、普段の練習でもその都度意識したいと思います。

内容とは少しずれますが、「自分を観察してみる」ということも大切だと感じました。

(NH様)
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1、 ワークショップについての感想
身体の骨組み、使い方のお話でしたので、分かりやすかったです。

2、 今後の要望
左手の使い方がもう一つ分からないのでもう少し詳しく教えていただけたらと思います。

(匿名様)

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1、 ワークショップについての感想
今回、巨大な台風襲来で、停電や断水や、交通機関ストップや、乗り越え、無事開催できてよかったですね。
あの大変な中、ワークショップに参加出来たこと、幸せです。
2時間があっという間でした。
実際に理にかなった動きが身体にも優しく、動きやすく、傷めないというのがよく分かりました。
二胡を弾く、右手、左手、どちらも繰り返し動かす動作なので、間違えて動かしていると、演奏が上手くいかないばかりか、身体にダメージ受けてしまうのが怖いです。
水鳥アクティビティや肩のびのび、指わしゃわしゃ、など、覚えて毎回準備、整理運動のように、練習の前後に取り入れたら良いなあと思いました。
肩のびのびでは、それぞれでやった後の感覚が違うのもわかり、ビックリしました。みんな違っててよいというのも安心しました。

ハーモニクスも、一人一人確認して教えてくださってありがとうございました。
左手を最小力で弦に触れると
右手はそっと弾かなくても、しっかり弾いてもハーモニクスの音が出る のは、驚きでした。恐る恐るそっと弾いてたので。
弦の振動を感じながら運指を、指先の感覚意識して弾いてみようと思います。

2、 今後の要望
資料に書いてくださってた、弦の分割や、弦のマッピングまで教えていただけたらと、欲張りなことを言ってすみません。次回左手追加編とかありますか?楽しみにしています。あるいは、右手左手追加編とか。
質問や一言感想タイムがあれば良かったかなあと思います。
2時間では難しそう、時間を延ばすとか。欲張りな希望で恐縮です。

おかげさまで、台風のことは忘れ、ご参加の皆様と自然体で、明るく、楽しく、新たな発見!貴重なひとときでした。ありがとうございました。
せっかく好きになった二胡で身体を傷めないように、楽に演奏できるように。理論だけでなく実際に動作してみて、分かりやすかったです。
いつものレッスンの中でも、取り上げて教えてくださってますが、曲をレッスンしていただく中でとはまた違うように感じます。左手にとテーマを決めて、申し込みのみなさんと、ワークショップで学ぶ機会を得て、よく理解できた気がしています。
理にかなった動き、今の自分との違いを感覚として感じとり、実践できるように、活かせたら嬉しいです。二胡を長く愉しむために、日々の暮らしにも、このワークショップで学んだことを活かしていきたいです。
いろいろ準備して教えていただき、ありがとうございました。

(匿名様)
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お寄せいただいた声は以上です。どうもありがとうございました!

皆様の声を参考にしながら、これから続編に向けての準備を頑張りたいと思います。

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左手編なので左手を使っているねこの写真を。

あっ!ねこじゃらし取られちゃった・・・

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