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●台風一過・・・!
●基本の大切さ
●みんな仲間!
台風一過・・・!
「二胡を楽しむ会」特別編「ゆかさんと体験!アレクサンダーワークショップ」と銘打ったイベントを開催したのは2023年8月16日(水)。その前日に台風7号が通過することが分かり、私はずっとやきもきしていました。
開催一週間前にリマインドメールを送ったときは、とりあえず開催前日にもう一度通知することにしましたが、15日に関西を直撃することが明らかになり、16日当日にも交通機関に影響する恐れがあり、遠方から参加なさる方もいらっしゃったのでほんとうに心配したのですが、15日は一日中蟄居したあと、なんとかお天気は回復しました。
被害に遭われた方々もたくさんいらっしゃったのでなんともいえませんが、この小さな催しが無事に開催できたことは、ほんとうにありがたかったです。
当日は13時半からでしたが、開始10分前くらいにはみなさん全員がお集まりになっていて、早めに降りてきたゆかさんもビックリ。じゃあもう始めちゃいましょうか、というノリになりました。
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今回、私は立場上は主催者ではあるけれど、「講師をお呼びしますから、みなさん学んでね」という感じではぜんぜんなくて、まずは私がコロナ前頃に自分が講師であるワークショップを何度も行なってきたのですが、うまくいったこともうまくいかなかったこともあり、ゆかさんならどのようにワークショップをしはるんだろう、知りたい!学びたい!という気持ちと、
私がずっとゆかさんのもとで学んでいて、いろいろな体験をしてきたので、ねえねえ、みんなもぜひこれを味わってみてよ~!ってお誘いしたかったのと、
それと、普段のゆかさんとのアレクサンダーレッスンでは、いろんな分野のトレイニーさん(一緒に学ぶ方々をそのように呼んでいます)がいらっしゃって、それは、アレクサンダーテクニークというのは人間活動のあらゆる動きや活動の根底に共通する原理だからこそ(例えば立つ座ることに使う指示が演奏にも運動にも使える)なのですが、ふと、ゆかさんとのレッスン中、もし、この場にいる全員が二胡をひく方たちばかりだった場合にはどんな感じになるんだろうか、と想像しはじめるとなんかワクワクして、じゃあそれを実現したいよ~っていう望みもありました。
というもろもろの気持ちをぜーんぶいっしょくたにして、とにかくみんなを巻き込んで一緒にアレクサンダーレッスンしちゃえ~という勢いで企画したのでした。
基本の大切さ
ワークショップの具体的な内容については、ぜひ↓のみなさんの感想をご覧頂きたいのですが、私個人の感想を書いてみます。
まず、前項で触れたように、私にとってはゆかさんがどのようにワークショップを進め、アレクサンダーテクニークとはなにか、ということをどのようにみなさんにどのように進めるか等々を学びたいというのが第一にありました。それももちろん多くの収穫がありましたが、私にとっては、参加して下さるみなさんの反応も思いがけない学びになったのです!
自分のなかではもう既知のこととしておざなりになりかけていたり、もうお伝えしたことがある内容だからと思って触れることがなくなったことに対しても、みなさんが「へえ~」とか「ふ~ん」とか「どよっ(どよめき)」などの反応が起こるたびに、ああ、これは大切な情報だったんだ、お伝えしたことがある内容でも、みなさんに、そして自分自身に何度も繰り返しリマインドする必要がある!と改めて思ったのです。
その意味では、既知のことは同時に新たな発見でもありました。すでに知っていることでも、去年の私と今の私とでは受け取り方も変わっています。新しい受け取り方ができたという…では、これらは再発見でもありました。
このことは、今後のレッスンの時に、思い出していきたいと思います。
基礎って大事!初心者の方々にとっても、もう二胡歴が長い方々にとっても、みんなにとって大事なんだ!と心にしかと留めました。
また、私とゆかさんの一対一のレッスンでは出てこないような質問もいろいろ出てきて、私自身「へ~その発想はなかった!」というのもあったし、みなさんがゆかさんとレッスンしている様子を見学していたときも、「私ならどうアドバイスするだろう」と心の中で思っていたこととぜんぜん違うアプローチが出てきたりして、これまた勉強になりました。
みんな仲間!
一方で、↓の感想にも書いてありますが、同じ二胡をやっている仲間として、共通する悩みを抱えているんだなあということも確認できました。
主催者である私も参加なさっている方々も、ゆかさんの前ではみな「学ぶ側」として同じ立場になります。これもとても心地よかったです。
私も、学ぶ途中の仲間なんだ、たまたまちょっと長くやっているだけで、発展途上で、学んで先に進んでいこうとする点では同じ仲間なのです。
また、ゆかさんも、みなさんの熱心さと積極性に感動なさっていましたし、アレクサンダー初心者の方へのワークショップは久しぶりで、とても面白かったと後日おっしゃっていました。
さらに、「あのときはこっちでなくあっちの話題に進めば良かったな」とか「別のアプローチもあったかも」とかいろいろ振り返ってらっしゃったので、私からみるともう「手練れ」の域に達していると感じられるゆかさんも、やっぱり、同じ方向を見て、学んで先に進んでいこうとしているのは同じなんだと実感しました。
それは、私からみたら遥か遠くに仰ぎ見る一流の奏者の方々も同じかも知れませんね。
どこにいても、何をやっても、新しい発見がある。
新しいワクワクがある。
ふと、むかしむかしのレクチャーで、韶琴をひきながら私たちの存在を忘れて演奏に夢中になっていたジョージ・ガオさんの子どものようなワクワクに溢れたキラキラした表情を思い出してしまいました・・・。
↓は会場となった西区民センターです。
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以下は、ご参加いただいた方々の声です(掲載可の方のみ)。
☆ice様
①今回のワークショップについて、印象に残ったこと、今後に生かしたいこと
目から鱗の連続でした。
どうすれば、楽にいい姿勢が出来るのか、少し理解出来た気がします。
手を使う時、いかに今まで末端だけを気にしていたかよーく解りました。
肋骨を開く感じ、かなり納得です。
あっという間の楽しい時間でした。
②その他のご感想、今後やってほしいワークショップなどのご要望など
いかにいい音色が出せるかが、永遠の課題のような気がします。
余談ですが
今日1日、テレワーク/二胡練習の時、意識してやってみました。今まで気がついたら、胃の辺りで体を前に倒していた事に気付きました。
一歩ずつですね。
楽しい時間をありがとうございました。
☆こば様
目からウロコのお話の数々、少しでも実践できるようにしたいと思いました。
姿勢に関心があったので、姿勢はひとつではない(目的に応じた姿勢)、頭の話など、奥が深い。
また受講したいです。
☆阿芳様
今回出席してとても良かったです。
体幹のことを考えることが大事ということが大きな成果です。
コマネチで座る事もねこ背に効果ありということがわかり、良かったです。
☆A様
16日のワークショップ、ユカ先生の説明が分かりやすく、面白かったです!とても有意義な時間でした。
あっという間に3時間が過ぎてしまいました。
二胡仲間の皆さんのお話を伺っていて、皆同じような悩みを抱えていたのだなと、少し安心しました。
…が、いつまでもそれに甘んじていてはいけない!少しずつ身体の使い方を意識して、改善して行けたらいいなと思いました。
まずは、股関節を意識して椅子に座ることから始めてみようと思います。
台風の影響が心配されましたが、無事ワークショップに参加出来て本当によかったです。
ユカ先生、井上先生、ありがとうございました♪
また機会がありましたら、参加してみたいです!
☆ともこ様
昨日はありがとうございました😊
一番印象に残ったのは、部分的にではなく全身で考えると言う事でした。
アレキサンダーテクニークの本を読むだけでは判りづらい事も、ゆか先生の肉声を通すと情報も摂取しやすいような気がしました。
緊張感も自分にとっては大事な事だと再確認できました。
一つ聞けなかった事があるのですが、また次回にお聞きする機会があれば有り難いです✨
☆はっち様
ゆか先生のお話とても分かりやすく親しみやすく、心にすっと入りました。ありがとうございます🙇
井上先生のワークショップでも体験していましたが、改めて自分の身体を動かして頂き、体験する事でより一層実感がありました。
すべての動きは頭蓋骨から。そこから体全体に信号が送られている。座り方も股関節から。なかなか出来ないですが少しずつ意識出来たら変えていけるかなと思います。
これからも皆様の前で二胡を弾くこともあると思うので、昨日のお話を胸に、緊張をエネルギーに変えて弾いてみたいと思います。
良いお話をいっぱいありがとうございます。
又機会があれば聞かせて下さい。よろしくお願い致します🙇
☆にこにこ様
井上先生、素晴らしいゆか先生の一からのアレクサンダー・テクニークのワークショップの機会を作っていただき、本当にありがとうございました。感謝感激です。今も余韻が巡っていて、ハッと気付くことあったりで、なかなか感想が纏まりません。お礼、感想が遅くなり、すみません。
ゆか先生のワークショップに参加できて最高に幸せです。皆さまと素晴らしい時間を過ごさせていただき、目から鱗を何枚も!休憩無しノンストップで、発見、驚き、気付き、深く心に響き、魔法のようなひととき、長時間があっという間でした。とても楽しかったです。
二人組になって話し、相手の望みや願いを皆に発表する中で、同様の願いが結構あり、フォーカス👍 初対面でいきなり自分のことを皆の前で話すのは恥ずかしくなりがちだけど。二人なら話しやすいし、相手の願いをしっかり伝えたいと思うもので、ゆか先生は全員の望みを自然にスラスラ板書され、お料理の材料は私たちの目の前に全て並べられたような…お話しも交え…自然体で無理のない、テンポ良い流れ、どんな風にワークは進むのでしょう、素晴らしい資料もいただき、ワクワク🎶
体幹の自由さ、動きやすいのが良い姿勢…四肢も自由に動き易くなる座り方のワーク、一人一人手を当てて確認してアドバイスくださったり…股関節、骨盤、坐骨、肋骨、頸骨、頭骨、などなど、目からウロコのワークでした。普段の生活にも活かしたい。本当の良い姿勢は内臓が楽だと気が付き、普段骨盤後傾で、いかに内臓を圧迫して座ってたかと…。
ゆか先生のご指導で、今までと違う動きができるようになったり、良い大きな音を出せたり、楽になったり、片足立ちのバランスがよくなったり、ワークされるのを見守りながら、その変化効果を目の当たりにして、こんなに直ぐに変われるんだ!と驚き興奮しました。
使い方で、動作は変えることができる!
それと、演奏の時、練習の時、良い演奏をとか良い音を出そうとかの意識することで、返ってうまくいかなくしてる、というのは衝撃でした。確かにプレッシャーをかけてるなあと。家で、そう思うことをやめて、体幹意識して、弦の震えを意識、呼吸と共に体幹がしなる感じで二胡を弾いてみたら、いつもより気持ち良くて、何かしら良い感じ。いつもより練習が楽しい感じ、元気になった気が…。気功のような効果があるのかも?
二胡と太極拳と、前から大切なこと、共通点が沢山ある、繋がってるなあと感じていましたが、今回のワークショップでも強く感じました。二胡の方が音色に現れるので、理に適った動きをしているかどうか分かりやすいかもと、ハッとしました。
太極拳は、自分で意識して正しく動いてるつもりで、できてないことも多くて、適ってない動きを練習で繰り返してしまい、反対に膝や股関節を傷めることがあります。以前、私もそうなりかけていました。たまたま、スポーツクラブで指導されてた太極拳の先生の個人の教室に参加した時に、股関節の動きが…とアドバイスいただけて。流派は違ってたのですが、やってきた太極拳を大切にしなさい、と言ってくださって感激でした。二胡は、音色や演奏で、適った動きかどうかを検討することができるかもしれない…なんて思いました。
演奏だけでなく、日常生活でも、心も体も今の自分の持っている状況で、アレクサンダーの学びから、意識を変える、姿勢や動きを変えることで、もっと楽によく動け、したいことができるようになるのではと期待。老化の坂、加齢現象に悲鳴あげる今日この頃ですが、今回の気付きで、少しでもブレーキかけれたら嬉しいです。
井上先生が途中でも確認や質問を先生にしてくださり、参加の私たちは理解深まるし、それぞれの気付きや疑問を自然体でオープンにできて、ありがたかったです。
ゆか先生はしっかりと、具体的に分かりやすく説明してくださるし、とても楽しい充実のワークショップでした。
緊張はエネルギーが沸いてきてるからで、それを抑えようとしない方が良い、アワアワしても回りを見たり繋がったりすることが大切…勇気湧いてきました。
予定時間超えて、最近始めたウクレレのこともありがとうございました。例え話に納得、大爆笑、スイッチ切り替え意識して、両方楽しもうと思います。
体のできることを増やし、体の大変なことを楽にしていくアレクサンダー・テクニーク!
素敵なワークショップを開いてくださって、ゆか先生、井上先生、本当にありがとうございました。お世話になりました。
井上先生、グループレッスンなどで、アレクサンダー・テクニークで学ばれたことをシェアしてくださって、ありがとうございます。忘れること多くて恐縮ですが、これからもよろしくお願いいたします。
続編、学べる機会を作っていただけると嬉しいです。
今日、自転車に乗ってる姿勢が良くなったのか、背中から頭頂にかけて気持ち良くて、きっと、アレクサンダー・テクニークの学びのおかげかと。日常の暮らしに役立ち、ありがたいです。
ご縁に感謝です。
●M様
真田先生、お人柄が窺える明るく楽しいワークショップ、とてもわかりやすい説明をいただいて本当にありがとうございました。
もともと、自分の体を動かすという事に苦手意識があるのですが、自分の体(の中)を認識するのはさらに難しく。
先生が、見ただけで、もしくは少し手を添えて、相手の体に起こっていることを即座に認識されるのは驚きでした。
楽器の演奏に限らず、猫背で姿勢が悪い、というのは、若いころから自認していることで、腰を痛めたりして座り方も少しは気をつけているつもりだったのですが、教えていただいたコマネチ式、あらためて習得したいと思います。
習慣となっていないものは、その時気をつけたつもりでもいつの間にか忘れてしまっています。
井上先生の二胡レッスンを受けていますが、その中で何度も(忘れやすいので)教えて頂いたことも、今回思い起こすきっかけとなりました。
ヒントを頂いても、なかなか自分の中で消化できなかったりするのですが、太極拳で足をあげられるようになった方のように、自分の伸びしろを信じていきたいです。
アレクサンダーテクニークとは、「体のできることを増やす」「体の大変なことを楽にしていく」という事、これは希望の星だと思います。
普段の練習の中で上手くいかないことを、ついつい年のせいだと言い訳してしまいますが、確かに年齢によって失っていくものもあるだろうけど、年齢によって得られるものもあると、今は思っています。
今の自分にできることを増やしていけるなら、本当に素敵なことだと思います。
緊張への対処で、周りを確認する、安定する姿勢、動きやすい座り方をすることによって安心できる、ということも、習慣として続けていければと思いました。
また、参加された方々が自分と同じようなところで悩んだりしているのだなあ、とお話を聞きながら感じた事も大きな収穫であり、色々な人と繋がりながら二胡を弾ける喜びを再認識しました。
お世話いただいた井上先生にも感謝申し上げます。
ありがとうございました。