【第2弾】ゆかさんと体験!アレクサンダーワークショップ

コンテンツ

●みんなぴったり・・・⁈
●心と体・・・心身合一
●いろいろな「信頼」

みんなぴったり・・・⁉

まずは、このサイトの文章を初めて読む方にお伝えしておきますね。

ゆかさん=真田由香さんは、私のアレクサンダー・テクニークの先生の一人であり、現在、講師資格をとるために所属しているOPAL(Osaka Practical Awareness Labo。オパール)の主催者で、大学風にいうならば指導教官にあたります。

※ゆかさんのプロフィールはこちら

なので、本来は「真田先生」というべきなのですが、最初に講師資格をとるために所属したBODCHANCEでは、海外講師の方も多く、その方々との間ではお互いをファーストネームで呼びあうからか、ふつうに日本人同士でレッスンしている時も全員がファーストネームを使っておりました。

なので、その流れで、そのまま私は「ゆかさん」と呼んでいるし、ゆかさんは私のことを「ゆきさん」と呼びます。なので、一緒に学ぶトレイニーさん(生徒さんのことです)の名字を知らない方も大勢いました。

最初は戸惑いましたが、じきに慣れていきました。これまでの学びの場でそのような習慣があるところは一つもなかったのに、習慣というのはありがたいものですね。

***

さて、本題にもどります。

2023年8月16日(水)に開催した前回の「二胡を楽しむ会」特別編「ゆかさんと体験!アレクサンダーワークショップ」は台風が接近しやきもきしましたが(今も来てますね~)、今回、2024年7月16日(水)ワークショップ第2弾も、いろいろあったけど、なんとか開催にこぎつけることができました。

今回は、午前中にオパールのレッスンがあり、終了後にお昼を買い、その足で会場の天王寺区民センターまで直行。

一階のロビーでお昼を食べ、私は準備のために少し早めに会場の教室に入りましたが、なんと、参加者の方々がすでに机の移動などをやってくださっていたのです。

しかも、かなり前にほぼ全員が集合してくださって、逆に、ちゃんと開始時間より10分くらい前に来た方が、ドアを開けたら全員が揃っていたので「もしかして私、遅刻しちゃった?」という表情でびっくりしてはって・・・驚かせてしまって、たいへん申し訳なかったです。

心と体・・・心身合一

ワークショップは一期一会。

たとえ、テーマや講師が同じでも、「いま・ここ」に集う方々の興味・関心や、流れによって、内容はいかようにも変わっていきます。

この日は、アレクサンダーの原理の一つ、「心身合一」――心と体は一体のもの――という角度から、「心」についてのアプローチを前回より増やしてくださったのではないか、という印象を受けました。

それは、今回の参加者さんが申し込まれる際に、参加者さんの中で、そのようなテーマに関心がある方が複数いらっしゃるということを、私がゆかさんに伝えたからだと思っています。

アレクサンダーって、なんでもできる。それは、ヒトという有機体を上手に使うための「トリセツ」のような原理だから。ヒトが行う活動の全て――音楽やスポーツやダンスや仕事や家事や歩く座る立つなどの日常の動き――に使えるのです。

しかし、範囲が広いからこそ、とりとめがなく感じられるのも事実です。

「夕食なにする?」「なんでもいい」が困るのと同じ・・・かどうかは分からないけど、似たようなところがあるのかも?

さらに、創始者であるF.M. アレクサンダー (Frederick Matthias Alexander, 1869-1955)さんが亡くなってから、いろんな流派?ができました。

それは当然のことだと思います。私は二胡きっかけでアレクサンダーを学び始めましたが、同じように、アレクサンダーに興味をもつきっかけはヒトそれぞれであり、その方々の持っているベースによって、興味関心が異なってきます。

切り口がたくさんあるのです。

一方で、たとえばある楽器のプロの方が話してくださったのですが、どうしても克服できないことがあって、音大の先生や同級生に聞きまくっても分からなかったことが、ある日、音楽のことについて門外漢のアレクサンダーの先生に相談したら、一発で解決したそうです。

その方は、それがきっかけでアレクサンダーテクニークを学ぶ決意をしたということでした。

二胡のひきかたで分からないことを、二胡を全くひいたことがない方が教えてくださる。

そう聞いて、ほとんどの方は信じられないと思います。

しかし、そんなことがしばしば起こってしまううのがアレクサンダーテクニークなのです・・・。

話がそれましたが、ヒトの「トリセツ」は、心身すべてに関わります。

紙に書いて破ったりすることで、「いや」というマイナス感情をどう取り扱うか学んだり、

腕を伸ばすアクティビティで、「思い」が身体に与える影響を実感したり、

立ちあがったあと、どう座るかというプロセスを丁寧にすることで、演奏しやすい機能的な「座る」と、見た目を整える「座る」をどう両立させるか、など、様々なことを実感する時間でした。

また、グループで参加するワークショップの良さというか、参加者さんから出てきた疑問や質問、ミニレッスンが、個人的にはとても勉強になりました。

自分ならどうこれらの声にどのように答えるか考えながら眺めていたのですが、ゆかさんの対応、そしてそれに関する参加者さんの実感等々、私もレッスンに活用していけるよう、心に刻みました。

アレクサンダーへの信頼、生徒さんへの信頼

私はワークショップの主催者でもあり、ワークショップの参加者でもあります。

また、二胡講師であり、どのようにワークショップを進めるかということをゆかさんから現在進行形で学び中の、アレクサンダー講師見習いでもあります。

そんな立場からこのワークショップに関わって感じたことは、「信頼」でした。

私は2024年夏に、アレクサンダーテクニークの仮免講師になりました。ですが、アレクサンダーテクニークを「よきもの」として講師養成コースに飛び込んで、長年、ずっと学びつつけているのですが、それでも、まだよく分からないところがあります。

というか、学べば学ぶほど確かになるはずなのに、ぜんぜんそうならなくて、一歩すすんだその先に、もっとたくさんの「分からない」が広がっていって、ますます揺らいでいく感じです(二胡もそうだけど)。

そんな自分に対しての「信頼」。

アレクサンダーテクニークそのものへの「信頼」。

そして、五里霧中をさまよう私の言葉でも、ちゃんと伝わっているだろうか、受け止めてもらえるだろうかという、レッスンの場に対しての「信頼」。

それらの「信頼」がなにか心許なく思えてしまうとき、ふと立ち止まって、少し気楽な立場でこういうワークショップに参加していると、なんかすごく安心できるのです。

「私は、素敵なメソッドを学んでいるんだなあ」という喜びが、改めてあふれてくるような気がしました。

初心が取り戻せて、ほんとうによかったです!

***

以下は、ご参加いただいた方々の声です(掲載可の方のみ)。


☆E.H様
昨日は、ありがとうございました。
とても楽しく学ぶことができました!

I canのワークやちょっと肩を押してみるなどのワークは、
私が二胡の先生にも「やってみて」ということで、
実際にやったことがありました。

頭での理解はできたのですが、だから何?っていうところが
日本語が話せない先生と、中国語が話せない私の間で、
もやもやと謎のように残っていました。
それらが昨日のワークで腑に落ちました。
そして、二胡の先生のいろいろな言葉が蘇ってきました。
忘れていたのですね、私。
ゆか先生の言葉でそれが裏付けられた感じです。

たくさんのヒントをいただきました。
ちょっとした気づきみたいなこともたくさんありましたね。
それらを忘れることなく、毎度思い出せるかが問題ですかね~(>_<)
小さいことから実践できるように工夫してみます。

また是非受講したいと思います。
最後もみなさんの質問とか聞いていたかったのですが、
あの後仕事で、時間的に余裕がなかったので、
泣く泣く失礼させていただきました。

ゆか先生やお教室のみなさまへもよろしくお伝えください。

ありがとうございました。


☆kayo様
昨日はありがとうございました😊

なんとなく頭ではわかっている様なことなのに
改めて言葉や体験で教わると
目から鱗な気持ちでした
身体だけではなくて心も全て1つに繋がっているものなんだと感じました
つい、ネガティブな思考の自分だけど
「根拠のないできる!」を活かして
二胡もその他も楽しもうと思いました

ワークショップに参加させていただいて
嬉しかったです
またよろしくお願いします😊


☆匿名希望様
ユカ先生、楽しいワークショップをありがとうございました。
今回は2回目の参加でしたが、自分の体や頭の中(考え方)なのに、自分自身で分かっていないこと、気づかないことがあるのだと改めて認識しました。
視点を少し変えると楽になる、少しずつでも一歩ずつ、前進したいです。
楽器を演奏する時の座り方も、ほんの少し体を動かすだけで変化が。
不思議です。
緊張についても教えた頂きましたが、緊張に限らず、壁にぶつかるとすぐに無理無理、と思っていましたが、I can、と自分に言い聞かせつつ、これからも楽しく二胡を弾きたいです。


☆はっち様
・自分ができると思うこと
・体全体を使って演奏すること
・音を楽しむ
・相手に届ける

【いのうえより】

はっち様より預かった紙のアンケートを、いのうえが紛失してしまいました。私の部屋のどこかにあることは確実なのですが、発掘できませんでした。そこで、とりあえず1ヶ月後に二胡グループレッスンで振り返りをしたのですが、上の文章は、そのときにはっち様に改めて印象に残ったことを書いていただいたものです。

大変申し訳ございませんでした。もし出てきたら、そちらに差し替える予定です。


☆すっぴん様

今回も、目から鱗何枚も! たくさんの気付きや、ビックリや発見!先生, ご参加の皆さま, ありがとうございました。
体の「できること」を増やす、「大変なこと」を楽にしていく、秘策秘伝の数々!感謝です。
目から鱗、気付きなど、抜粋してみます。ダラダラと、まとまりなくてすみません。
一番印象に残っているのは、二人一組になってした心と体の実験でした。
片腕を前方肩の高さに上げて、相手はその腕を下げようとするワーク。上げる人が、私はチカラが有る!と意識して
気を入れて上げるのと、私はヘナヘナ、チカラが無い、、、と思って上げるのでは、出る力が全く違ったことです。
力が有る!しっかり力を出せる!と意識して前向きな気持ちで上げると凄く力が出て防御できたのに、
私は、へなへな、力が弱い、、と思って防御したら、全く力が出なくて、私は体ごと崩れ落ちました。衝撃でした。
二胡の練習で、こんな早引き、逆立ちしても無理!と、思って、マイナスのことを口に出しつつ練習してたのです。
こころとからだが繋がっている証明がこんなに簡単に体験できるとは!
これからは、 I can ! We can ! 前向き、プラス思考で、仲間と、明るく、楽しく、チャレンジしたい。
できない、無理!と思っていたころより、練習が楽しくなってきた気がします。四苦八苦はしてますが、、、。
参加者さんから 人前での演奏、緊張で手が震える—
私も、太極拳の審査で、緊張のあまり震えを通り越して、手のひらがヒラヒラ、制御不能の経験が。
参加者さんが、演奏の準備したりいろいろしてたら落ち着いてきたことをお話しされて、そうそう!
止めようとしたら止めれないのですよね。
今回、ドキドキ、緊張は舞台への準備!生理的反応!必要なこと!と。周りを見たり、違うことを!もう怖く無い!
Use it !
二胡を演奏する時の姿勢、足の位置、膝が開いてくる感じ—
股関節や下肢を自由に動かしてから、頭ふんわり、で、前の方に骨盤立てて座る。背骨も足も安定した感じ。
そして、体幹を鍛えよう!腕の動きも体幹から。
顔面を緊張させると、体の動きが制約される感じ。表情緩めると動きやすくなることも体験。先ずは笑顔!
緊張でひきつってたら、練習したようには指も腕も動けなくて当然だと思いました。口角上げて、笑顔!
ATのポイントてんこ盛りの素晴らしい ゆか先生のレジュメ!ありがとうございました。
先日のワークのことを思い出しながら読めて、頷きながら。ますます理解が深まりました。助っ人、応援歌です。
日々の暮らしに学んだATを生かして、楽しく前向いて、笑顔で過ごしたい。太極拳も二胡も楽しく続けれたら幸せ。
太極拳とAT,繋がってるなあと今回も強く感じました。ハードル下げて、老いの坂を楽しみたい。
この貴重なひと時を仲間と参加でき、幸せです。ありがとうございました。

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