グループレッスンを楽しむ

 《コンテンツ》

●グループレッスンにびっくり!
●自分の「望み」を大切に

「二胡を楽しむ会」は、2017年3月8日に始めました。

つまり、今現在(2018年7月)、1年ちょっとになります。

私はこれまでグループレッスンに参加したことはほとんどありませんでした。
ピアノも二胡も基本は個人レッスンでした。
記憶の限りでは、今世紀初めに二胡の先生を探してさまよっていたころに、
何回か賈さんのグループレッスンに潜り込んだくらいです。

また、自分自身が教えるのも、個人レッスンが中心で、
グループレッスンを教えたことはありませんでした。

そんな私が、どうしてグループレッスンを始めたのかについて、お話ししたいと思います。

グループレッスンにびっくり!

従来のグループレッスンについての、私の個人的なイメージはこんな感じです。

まず、初級・中級・上級とかクラス分けがあります。

同じクラスでは、同じ曲をやります。進むときも全員が一緒です。

あたかも、小中学校の授業みたいな感じ。

そんな私が、2016年にアレクサンダーテクニークの講師資格を取るためにBodyChance(以下BC)に入ろうと思い、無料体験レッスンを何度か受けて、驚いたことがあります。
それは、先生資格を持っている方から、数年たった中堅どころの方、そして私みたいな見学者もみんな一つのクラスでいっぺんにレッスンを受けていることでした。
さらにびっくりしたことは、分野までバラバラだったことです!!

金管・木管・打楽器などブラバンでみるオーソドックスな楽器から、あまりみないようなオーソドックスではない楽器まで勢揃い。

さらに楽器だけでなく、歌や踊りやヨガの方や、さらに座る・立つ・歩くなどの日常的にやっている動作を探求する方もいらっしゃいます。
いや、動作だけではなく、人間関係の話まで・・・・。

なぜ一つのレッスンの中にこんなにも多岐にわたる内容を含むのかというと、身体を動かしたり、思考したりするときに、まずは自分の身体の使い方をよりよくするにはどうすればいいか、という観点から出発するからのようです。

(まだうまく表現することができてないのですが)

自分の「望み」を大切に

もうひとつ、徐々に分かってきた大切なことがありました。

それは、なによりもまず、一人一人の望みを大切にするという方針です。

ボディチャンスは、基本的に先生が生徒さん(トレイニーと呼ばれています)に教えるという形をとってはいません。

そういうときもあるのですが、レッスンの内容は、生徒さんが「これをやりたい」と主体的に手を上げたことが中心になります。

一方で、最初から最後までただ見ている方もいます。

それは、「今日は特にやりたいことがない」という場合もあるみたいですが、それよりもさらに能動的に、「ヒトがやっていることを観察したい」「先生がどのようにアドバイスするのか見てみたい」「今日は“見る”ということを自分のテーマとしたい」という積極的な望みがある場合もあります。

つまり、理由がどうあれ「なにもしない」というのも生徒さんの選択した望みとして尊重するのです。
一方で、レッスンと関係ないところで、突然ごろんと寝転んだり、ストレッチを始めたり、ふらっとどっかに行ってしまう方もいます。

最初はすごく戸惑ったのですが、それも、(レッスンの邪魔にならなければ)自分がやりたいときに寝転がったり、ストレッチをやればいいんだと。
つまり、選択の自由が許される、自由な空間なのです。
毎回、参加している方が異なりますので、
どういう感じになるのか、参加者の方が作ってくださっている感じです。

自分がひっかかっているところをみんなで考えたりすることもあり、
あるいは、それぞれの教室の発表会の前に、
みんなにお客さん役になってもらって、人前でひくリハーサルをしたり、
ときには、誰かが譜面を持参して、みんなで初見でアンサンブルを楽しんでみたり・・。

そんな感じで、私も毎回、どんな場になるかわくわくしつつ、
みなさんがふだん演奏を楽しむための、ちょっとした知識やコツなどを
何か持ってかえってもらえれば、と思っています。

以下は、ちょっと前になりますが、6月27日に体験に来て下さった方の感想です。

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今日は無料体験レッスンを
ありがとうございました。
譜面台も重いのにすみませんでした。
自分の弾く楽譜を余分に何枚か用意すると他のかたもメモしたり勉強しやすいなど
「楽しむ会」を楽しむコツが分かりました。
音源も色々聞いて比べるのに、
声楽の蘇州夜曲はあまり聴いてなかったのでこれからは歌の蘇州夜曲も聴いてみます。
それと、左腕の話の時ですが
ひじが上がりすぎては無駄な力が入るので、そうではなく横に腕を下ろしたのをすっと上げるだけ、など、とても分かりやすかったです。

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引用を許可していただき、ほんとうにありがとうございました!

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